病院という特殊な環境について(3)

続きです。
前回とは、立場を逆転させて書いてみたいと思います。

もちろん、看護師側にも言い分はあります。
看護師の職務は「入院している人たちの療養上のお世話」になります。

入院している人の相手をするとは、どういうことか・・・、

単純な話、排泄物の世話まですることがあるよ・・・ということ。

大人の排泄物のお世話をする。
こういう職務があるのは看護師、介護士さんくらいですよね。

これが、どういうことか。 つまり、介助量が多いということです。
かつ、プライバシーもなくなってきます。

介助することが多く、かつ、相手のプライバシーへ踏み込んでいく立場。

人の尊厳について、看護師はいつも考えさせられます。

そして、病院という環境では、考えれば考えるほどわからなくなります。
いつまでたっても、明確な答が出にくい場所。

これが、病院を特殊な環境にしている要因のひとつです。

そして、現代は高齢者独特の病気にも対応していく必要があります。
代表的なものとして認知症があります。

認知症の方の相手には、それなりの整った環境が求められると思います。

一概には言えませんが、
認知症の方は自己判断能力が低下してきている部分があります。

そこに善悪を持ち込むのではなく、
自己判断できなくなると、入院という集団生活を営むことも難しいと思います。

看護師数名が対応していくのは(特に夜勤中)、何十人もの患者さんです。
そのなかに、ひとりでも認知症の方がおられると、
その対応にかかりきりになってしまう場面も出てきます。

夜勤中は、ひとりで多くの業務をこなしていく必要があります。

突発的なことが起こったとき、看護師の業務量はぐっと増えます。

「マニュアル通りにいかない」、
これは、病棟で経験したことがある方なら共感していただけるのではないでしょうか。

本来、病院はマニュアル、ルールが厳しいです。
それでも、突発的なことばかりです。

看護師はマニュアルを守りながらも、臨機応変に対応していく。
その能力が求められます。

何が言いたいのか。

そう「必死」なんです。
看護師は必死で、自分たちの職務をこなしています。

しかも笑顔で。
誰かに褒めてもらうためでもなく、職務のためです。

ただ、これは医療従事者全体に当てはまることかもしれません。
医療者はみな必死で対応しています。

だからこそ、自分の感情をコントロールすることが求められますが、
それがうまくいかない場面も多々あるはずです。

本当は丁寧に対応したい。 それでも迫り来る業務量をこなすことで必死。
そこに余裕を持てという方が難しいのかもしれません。

少しオーバーに書いたのかもしれません。
しかし、このような側面があることも、経験上否めません。

これも病院を特殊な環境にする要因のひとつかと思われます。
病院という環境を長く書きました。

次でまとめていきます。

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